どうもチキン・ソテージョージ様だ。
文房具の販売を手がける「シヤチハタ株式会社」からとんでもない商品が発売されたぞ。
その名も『迷惑行為防止スタンプ』という代物だ。
電車やバス等の公共交通機関や外出先での迷惑行為などに対し、「声をあげられない」「触れられたくない」「何らかの対策をしたい」というお声を反映したスタンプです。
以下のシヤチハタ 公式サイトからご購入いただけます▼迷惑行為防止スタンプhttps://t.co/h2JYgMBT0o#迷惑行為防止スタンプ pic.twitter.com/jPvkJxBW6N
— シヤチハタ株式会社 🐈【公式】 (@ShachihataBS) August 27, 2019
迷惑行為防止スタンプが賛否を呼んでいる
この『迷惑行為防止スタンプ』、名前こそ迷惑行為防止と言っているが要は満員電車などで「痴漢」の被害を受けた女性が相手に対して「この人、痴漢です!」という烙印を押すスタンプだ。
誰がどう見ても賛否を呼ぶアイテムであるのは間違いないのだが、意外にも売り上げは好調のようで発売前にも関わらず当初予定していた販売数量に達したということだ。
「#迷惑行為防止スタンプ」は当初予定していた販売数量に達しました。
今後について進展がございましたら、公式ホームページにてご案内いたします。— シヤチハタ株式会社 🐈【公式】 (@ShachihataBS) August 27, 2019
ただネット上では様々なコメントが飛び交っており女性と男性の意見がぶつかる形になっている。その内容が興味深いのでいくつかご紹介しようと思う。
女の意見
一般的に痴漢の被害にあうのは女性である場合が多い(稀に逆もある)ので買うのは大半が女性だと思われる。
痴漢にあった時に声を上げれない人にとってはありがたいアイテムなのだ。
女性から大好評▼








このように発売に感謝している女性が続出。実際に押すかは別に満員電車に乗る際には持っているだけで心強い存在なのかもしれない。

男の意見
で男側の主張。俺を含め言いたいことは結構あると思う。








このように男性の意見は「えん罪」に関するものが多かった。だだでさえ実際にえん罪で逮捕されてしまう人がいるのにこんな物ができるとえん罪被害者が増えるのは間違いないだろう。

感想
スタンプという手軽な物なのでいざ被害にあった際には素早く相手に押すことができる分、その手軽さが原因でえん罪が増える可能性が大いにある。
痴漢をする奴や悪ふざけでスタンプ押す奴は言語道断だが、女性が本当に痴漢されたと思って押し、それが勘違いだったなんてケースが起きた場合はこれを作ったシヤチハタ株式会社に説明義務が発生するのではないだろうか。
だがそんなケースを想定してかシヤチハタ株式会社は今のうちからこんな保険をかけている▼

『当商品によって発生したトラブルにつきましては、当社ではその責任を一切負うことができませんのであらかじめご了承ください。』
間違えて押された側は会社をクビになるかもしれないし、間違えて押した側は訴えられて多額の慰謝料を払うことになるかもしれない。
そんな人の人生を左右するアイテムを作っときながら「一切責任を負うことができない」は通用しないだろう。

まとめ
女性はドンドン押してやれ。
男はえん罪だったら容赦なく訴えてやれ。

よく考えてみれば、痴漢でっち上げ犯がこういうのを悪用してしまうのも全くないとは言えません。
(同性愛者の男性が他の男を痴漢したという事例だってあります。)そもそも性犯罪の被害者=女性というわけではありません。ただ単に報道されないだけで男性も遭っているのではないでしょうか?
そういえばホモフォビアという同性愛を否定している人間には、同性愛者からの性犯罪被害に遭ったのが原因で、同性愛者への偏見を持つ人がいるそうです。
人種差別もそうですけど被害者意識というのは事実であれ妄想であれ憎しみの感情に変わるのでしょう。